緊急ブログ第二弾 免許更新手続きとコロナウイルス

 

2020/03/25

免許の有効期限が4月3日に切れる。今は千葉県の南房総に居るが、更新手続きには東京鮫洲試験場まで行かなければならない。

何百人の人が列をなし、100人以上入る大きな教室で更新の度に同じようなビデオ上映を見せられる。

 もし、事故をおこすといかに悲惨な人生が待っているかという内容である。 

それらの指導内容はさておき、東京の人混みに行くのも避けたいのに、鮫洲試験場などコロナウイルスが最も繁殖していそうな場所にはできることなら、行きたくない。 このような行政手続きをちゃんと処理しないと、あとで面倒なことになるのは何度か痛い目にあっている。 

 このコロナが流行っているこの時期、何か特別な待遇があるかもしれないとふと思い、鮫洲試験場に電話してみた。

話によると、警視庁はコロナ対策として、免許更新期限の延長を設けたらしいが、その更新日の延長の申請に本人が出向いて、手続きを取らないといけないという、だれが考えついたものか、なんと意味不明な、呆れて開いた口が塞がらないとはこのようなことかもしれない。

 

免許更新2020年03月14日 09:40 掲載

https://jafmate.jp/blog/car/20200313-80.html

警察庁新型コロナウイルスに感染拡大防止のため、運転免許証の有効期限が2020年3月13日から31日までの人は、運転免許試験場や運転免許更新センターなどで、本人が延長手続きを行えば、有効期限が3か月延長できることになった。 延長手続きを行った場合は、免許証の裏面に延長に関する記載が行われる。

 

期間延長申請の手続きは更新手続きに比べて、より簡単で短時間で終わるらしい。

とは言うものの、免許書の裏に3ヶ月延長のハンコをもらうとのこと。なんのためにわざわざ出向いて申請した者だけを延長するのか?

 

窓口の端末がホストサーバーに繋がっていて、データ書き換えているのか、それとも窓口に来た人の申請書をいちいちアナログ処理しているのか、その処理方は分からないが、ただ言えることは無駄な仕事を作り、市民にも感染の可能性を広げている。 

なぜセンターや試験所まで来た人間だけを登録して延長するのか?

全く意味不明!

顧客データベースを更新日でソートして書き換えれば一瞬でできるはず。 

しかし、よく考えれば、その作業さえも必要無い。

わざわざ免許書の裏に書き込む必要も無い。特別期間中は有効期限は3ヶ月プラスと本人と警察当局が分かっていれば良い。ゆえに

2020年3月~◯月◯日まで有効期限の免許書を持つ者は全員、有効期限3ヶ月延長とただそのように発表するだけで良い。

 

 長年の仕事の習慣が癖になって、例外的な処置を施す回路が頭脳にない。

もう一点の大きな矛楯点というか意味不明な観点はその更新が延長可能な対象者の枠が少ないこと。わずか二週間ちょっと3月13日から31日まで、一昨日にやっと4月末まで1ヶ月延長になった。  

私は予測はしていたものの、ふつうは一度ホームページで確認した事項を果たして、何割の人が再度、同じサイトを訪れて再確認するのだろうか?

一方、3ヶ月という有効期限の延長はかなり寛大な処遇であろう。ウィルス拡大の終息の目処を大目に取り、3ヶ月としたものであろう。

余裕は発表された日より、手続きの最終日までわずか二週間あまりしかない、あり得ない。100歩譲って、仮に3月25日頃でコロナ拡散が終息したとしても、残りの数日の日で空いている日を選ぶのは無理がある。

もともと免許の更新は余裕持って空いた日を選べるように誕生日の前後2ヶ月の猶予が設けられている。 その待遇を受けられる対象の更新期日があまりにも短い。

せっかくの延長期間3ヶ月という根拠が成り立たなくなる。

3ヶ月の延期を許すなら、対象者も3ヶ月に合わせて、有効期限が6月半ばまでの更新日を迎える人までを対象にすべきであろう。

それより手続きのために出向かなければいけないという無駄な仕事。運良くコロナ感染が無くても無駄な作業。税金を使い、市民の手間を使い、

職員も手続きする市民もウィルス感染の高い危険性にさらされながら。

 

2020/03/28

警視庁のホームページ見たら、一昨日1ヶ月延長されたようだが、それでも有効期限、つまり3日までに行かなければいけない。 

HP更新日:2020年3月26日 対象者の更新日が4月末まで延長された。

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/menkyo/koshin/koshin/enchosochi.html

手続対象

要件1

運転免許証の有効期間が令和2年3月13日から同年4月30日までの方。(有効期間が過ぎてしまった方は手続できません。)延長手続を行わない方は、有効期間は延長されず、運転免許は失効となります。

 

国や都は外出や人が集まる場所へ出向くことを自粛するよう強く要請している。

今は非常事態、国ができること、まず、行政手続きなどを思い切り省略、簡略化、オンライン化して極力、出向かずに良いように工夫すべきでは無いのか?

海外のニュースを読むと日本のリスクマネージメントの要領の悪さ呆れている記事をよく目にする。

  

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東京都内では27日、新たに40人の感染が確認され、都内で確認されたのは3日連続で40人以上となりました。小池知事は27日の記者会見で「感染爆発を抑止できるギリギリの局面だ」と述べて強い危機感を示し、特に、28日と29日の週末の2日間は感染の拡大を防ぐため不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。

ギリギリと言うより、後手に回ると、経済損失が倍増する。
慎重に判断することがくせになっている。 

時間をかけるのが良いことと勘違いしている。
様子を見てではなく、即断、速球の対応こそ本当の用心。

1日早く手を打てば、その損失の差は大きく少なくて済むのは、東京の日ごとのウィルス拡散表を見れば一目瞭然。

 

 

 

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2020/03/28 20:06

https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020032801001944.html

 東京都は28日、新型コロナウイルスの感染が新たに確認された人数が同日夕時点の速報値で63人に上ると明らかにした。1日の感染確認では最多となる

 

………続く

 

 

2020/03/29 18:51 

緊急ブログ 免許更新手続きとコロナウイルス2 パートⅡ

リスクマネージメント体制の確立の提言

 

日本はなぜこうも悠長に構えているのか

https://diamond.jp/articles/-/231458?page=2

中国のSNS上の掲示板などでは、日本が注目されている。

「日本はわが国のように手際よく管理する能力はないだろう」

 

またスイス、ドイツのネットで日本を小馬鹿にしたような内容を見かける。

「どうしてクルーズ船の感染者を公共交通機関で家に帰したのか?」

「東京は外出自粛! 自粛とはおかしい、なぜ強制的に花見会場を立ち入り禁止しないのか?」

このような日本を笑いものにしたような記事が今欧州で飛び交っている。

 

二次関数的に患者が増加している今、1日対応が遅れれば、その埋め合わせにかかる経費は倍増する。

 

問題の根源は最終判断を下す、権限を持つ者がその対処する能力が無い。

緊急事態を打開できる発想力と判断力が無い者が

最高の権限を持っているという現システムに問題がある。

 

実際、政府というより総理は、何をやったら良いのか本当は分からないのだろう。 

これは総理の得意技でなく専門家の仕事である。

最高の権限を有する総理が最高の判断能力を持つ、これは平時においての政治的判断であって、このような非常事態の危機打開能力とはまた違う。

 

今の政治においての総理大臣はオールマイティと言う前提で、全権限が任されてある、ここに問題がある。総理大臣はスーパーマンではない。

判断内容によっては、総理はその権限をより適正な専門家に委譲すべきである。

 

今回の処置は時間との勝負。アクションに移す速度が問題。

どうも「慎重」の意味をいつもの癖でとり違えているように見える。

例えば、原発の新設などの判断は検討に検討を重ねて判断するのが慎重というものだろうが、今回の場合はいつまでもウイルス拡大の様子をうかがい、検討を重ねて、なかなかアクションを起こさない。これは慎重の反対である。

今回のような時間との勝負はゆっくり検討することは慎重の真逆で、迅速な判断、思い切った行動こそ慎重な態度である。 災害を過大に捉え、やり過ぎてから緩めてちょうど良い。

 

非常時の処理能力は果たして、どのような人間が適しているだろうか?

記憶力が良い成績優秀の優等生なら学校のマルバツ問題なら100点取れるかも知れないが、

応用問題には必ずしも向いてないだろう。

想定外の緊急対応は山千海千、綱渡りのような経営をしてきたブローカーのような者が強そうに思える。現政治家で言えば、プーチン習近平など強そうな感じを受ける。

 

一人の人間がいろんなリスクを回避できる能力はもたない。 

このあらゆるリスクを組織的に研究し予測し、回避または損失などの低減をはかるリスクマネージメント省を設けてはどうだろうか。

仮に危機管理局と名付けよう。そして総理はこの危機管理局に三つの度合いで権限を委譲する。

この局のメンバーは従来の官庁の職員ではなく、選りすぐりのメンバーを集めたプロの特殊部隊である。官僚でも政治家でもない。

ネット上の海外の情報をいち早く改名する翻訳チームを含む情報収集専門部、

分析スペシャリスト、コロナ拡散問題の場合は統計と確率。

コロナの場合はこの分析スペシャリスト・チームが対策案の構想立案の中心となるだろう。

感染経路の国別集計、無症状病原体保有者の他社への感染率、他国の対策など、など、

災害、医療、電気、建設、軍事それぞれの専門家によるグループ。 

非常事態の際は24時間体制で解決策を模索する。

平時の時は、不通では想定できない、あらゆる災害、緊急事態を予測して、事前に考えうるあらゆる対策をマニュアル化する。

また免許更新などの行政手続きなどを思い切り省略化、オンライン化する。

 

このメンバーの養成学校を設けたら良いだろう。

講師役の選抜が難しいが、戦時中、陸軍中野学校と呼ばれた諜報員養成所があったと聞いた。そんな特殊能力を養成する機関を実在したとなると、まんざら絵空事でも無い気がする。